イタリア革の魅力!なぜイタリアのレザーは良いの?
私が初めてイタリアに革を仕入れに行ったのは
23歳の時なので今から22年前という恐ろしい月日が流れております笑
いまこそ酸いも甘いも嚙み分けるオバサンになりましたが
当時の私はかわいかったですよw(どうでもいい)
見るもの見るもの欲しいものだらけで
帰りのスーツケースは買い物したものでパンパンでした。
箱とか紙袋は全部捨てて物だけぎゅうぎゅうに詰め込んでましたね。
靴だけで何足買ってんねん!みたいな若さでした。
イタリアでの革の仕入れってどうやるのか?
直接工場に行くのか?
個人で仕入れられるのか?など気になるポイントがたくさんあるかと思います。
イタリア仕入れ過去
気になる方は昔の記事を読んでみてください。
最後に行ったのが2016年でこの時は革を500万円ぐらい爆買いしましたね。
もうそんな若さ無いので
最近は慎重にやってますけども、
もうやだわ。500万円分の革と暮らす生活はw
イタリア革について
よかったらこちらも参考にしてください。
いまうちにあるイタリア革は2016年に直でイタリアに行って
KARA社とコネクションを作って、電話やメールのやり取りで
革を発注出来るようにしたので
最新のサンプルを送ってもらってその中から厳選して発注した素材です。
前の500万円分は使い切りましたw
渡航日と円安考えるとメール注文のほうが良いという判断で
2023年以降イタリアには行っていません。
なぜわざわざ大金を使ってイタリアまで革を買いに行くのか、、、というと
個人でそんなことをしている人が居なかったので
「どや私すごいやろ!!個人でこの業界の頂点に立ったるわ!!500万全額ぶち込んだるわー」
ぐらい血気盛んだったんですよ。可愛い顔してw(自分で言う)
それだけ魅力的だったんですよね。イタリア革が。
国産革も毎年新しいものが出るけど、やはりファッションの最先端はミラノにあったんですよ。
イタリアの革タンナーはトスカーナ地方の田舎に多いんですけど
KARA社はミラノの真ん中にあるんですよね。
イタリアの革タンナーはライバルも多いので、めちゃくちゃ自分達の仕事に誇りを持ってやっていて
まったく媚びない。媚び0。
「YOUたち気に入ったものは見つかったか〜い?」ぐらいの花輪くんぐらいの対応w
あと歴史も違うしね、日本のレザーも最近凄く良いものが出来てきているけど
鞣とか染色とかの技術はさすがのJAPANクオリティーなのですが
デザインとかファッション性とかを見るとやはり常にイタリアが一歩先を歩いている感じはしますね。
なので日本には絶対無いであろう
こちらのカウヘッドとかトスカーナの田園風景とか
どんぐり模様とかちょっと変わったパイソンの柄ものとか発色のものを
選んで仕入れています。
またKARAのショールームに行きたいですけどね!!
素晴らしい感動がありますよ!あそこは!!
しかし最近はもっぱらクロコダイル、パイソン、オーストリッチを手がけているので
KARA素材も今あるの売り切ったらしばらく仕入れる事は無いと思います。
しばらく使わなかったんですけど、やはり少し革を整理しようと思い、
でも希少な素材だし腐るわけじゃないので
各一枚だけコレクションで残してあとは使い切ってしまおうかなと思ってます。
カウヘッドも残り少ないのですが半端な革を使い切って良い感じの鞄に仕上げて
今回お安く出してますので興味のある方は是非!お安くおゲットしてくださいね!
オーダーの半額ぐらいのお値段でお出ししてます!
残り革はオーダー用に取っとこうかなと思ってます。
トスカーナの田園風景を描いたイタリア革
細かい線で描かれた型押し革でイタリアの職人が手作業で染め上げたもの。
ハイクオリティーで丈夫。何より可愛い。赤は新色で追加注文したカラー^^
カウヘッドは日本の大手の某ブランドも使ってましたね。
真似しやがってwって思いましたけど笑
絶対日本に入れたのは私が一番早かっただろうよ!!笑
こちらも2016年に輸入して人気があったのでまた追加注文した素材。
2016年の時は誰もどこも使ってなくて初めて見て感動した素材でもあります。
KARA社のアイコン的存在のレザーでもありますね!
ちょっとウエスタンだけどファッション性が高く都会的に持ってもかっこいいのでおすすめ!
こちらも白なめしのめちゃくちゃ柔らかい子牛の革に柄をプリントして
手作業で色を乗せて最後にフィルムでコーティングしている
柔らかい素材。私この革一番好きなんですけど
勿体無くて一枚残してたけど今回意を決して使い切りました!
この革好きだった人は今回是非ゲットして欲しい!
お値段も以前の半額ぐらいになってます。オーダーだと倍ですよ!
こちらも高くて良い素材だったわ〜!
もう仕入れてもこの価格ではただの赤字なので笑
当分仕入れるつもりは無いです。
こちらの色も私好きで、今はこっちの色の方が好き。
日本の商社を通してこういう珍しいイタリア革仕入れると
オーストリッチぐらいの価格するんで(送料、関税、通関料、手数料などなど上乗せされる)
大変なことになりますんでね。
あ〜だからイタリアの革って高いんだ、、、ってなりますよ。
まずユーロが高いでしょ。私たち仕入れた時135円で高いと思ってたけど
今159円だからね。400ユーロのジェラートシングルが630円ってことだからね。
高いわ。
1万円の革が15900円 さらに送料と関税、通関、消費税で大体60%増しになるんで
10000=25440 になるでしょ。
大体革一枚2万前後なんで(税金もなんも入れないで)
革一枚5万ぐらいになるでwあほくさw500万あっても100枚しか買えないやん。
前は一枚3万前後で買えたんだけどね、、、
オーストリッチ買う方がいいわ。ってなる。あと嵩張るし、、、笑
今日この頃です、、、、
なのでね、一応減価償却も終わってるんで
イタリア革を国産革今仕入れたらいくらぐらいの計算で
どんどん仕上げて出していこうと思いますので
NANAOBAGも時代の中にいるんでね。
もう大量に仕入れて大量に売る時代は終わり。
せこせこ打診買いしながらね、
良いものが安く流通するところを狙って仕入れて
良いものを安く仕入れて、良いものを安く売るにシフトしていかないと
この業界での生き残りは難しいでしょう。
でも今物価の転換期なんでね、まだ安く仕入れた時代のものが
いろんなところにあるんですよ。
NANAOBAGのイタリア革もその時代のものなので
今思えば仕入れておいてよかったなと思います。
ユーロ135円で高いな〜と思ってた頃が懐かしいですね。
ドルが99円とかだったからな。
めっちゃ安かったよね。
まーしばらく円安ドル高ででしょうね。
海外に輸出する企業には良いですけどね。
あと国内生産国内需要にも良いと思うので
何もお高い海外製品を買わないで
国内旅行を楽しんで、国内需要すりゃいいと思いますけどね!
で、大企業はばんばん日本のものを海外に売って大儲けして
我々庶民も潤してくれたまえ!!
1月8日トランプ就任まで為替はどう動くかまだ未知数で警戒が必要ですけど
地味に国内生産国内需要を回せてればなんとか生き残れる!
というわけで、我が社にある素材をお安く国内で需要してくださいませ!笑